戦略の重要性
一般の入試も戦略を立てると思います。
例えば「国語や社会が苦手だから理系にしよう」「暗記が不得意なので、数学で受けられる文系の学部を探そう」「センターの試験を最大限に生かせる大学を探そう」などです。
この戦略立案で間違えると非常に苦労をすることになります。
総合選抜型入試は特にこの戦略が重要です。
なぜなら一般入試は国語、英語、数学、社会、理科という中心があり、そこから社会は世界史、日本史、地理・・・、理科は生物、物理、化学・・・細かく分岐しているという形をとっていますが
基本的には筆記が中心かとおもいます。
一方総合選抜型入試は大学によってやり方が全く異なります。
研究テーマの発表だけでよい大学、志望理由書と論文だけの大学、評定平均と一定の資格保持が前提でそのうえで志望理由書と英語が必須の大学、志望理由書と選択科目での試験に面接がある大学、、、などなど
非常に受験の内容も幅広ければ、筆記や面接、事前に資格試験受験など方法も幅広くなっています。
そのためさらに綿密な戦略が必要になってきます。
時間がない!
言うまでもなく、戦略を失敗すると受験にとって「余計なこと」をしないといけなくなるので
合格する可能性が下がります。
総合選抜型入試はスタートが早く、秋から冬には試験が終わってしまう一方で、一般入試の同級生が多いときは
どうしてもスタートが遅れがちになります。
そんな中で「余計なこと」をしている時間はありません。
一般入試が汎用的に勉強できる、例えば現代文の勉強は各大学で傾向があるにせよ、色々な大学で応用できるのに対し
総合選抜型入試では全く汎用的に勉強できない場合もあります。
例えば面接のある学校と論文だけの学校では別々に勉強をしないといけません。
そのためにもどこの大学、どこの学部を受験するのか、どのような対策が必要なのかは、綿密に戦略を立てる必要があります。
誰が戦略を立てるのか
もちろん戦略を立てる中心には受験生本人がいないといけません。
しかしびっくりするくらい総合選抜入試は複雑なので、受験生1人だけで戦略を立てるには少し厳しいかもしれません。
また抜け漏れ、確認ミス、間違って理解している・・・などが発生しかねません。
そこでサポートをしてもらうことを考えないといけないのですが、対応として考えられるのが
・塾
・家族
です。
でも実は塾はそこまで強力にはサポートしてくれません。
別途記述しますが、実際にはむつかしいのです。
したがって家族、両親や兄弟のサポートを受けるのが良いと思います。
以降、少し具体的に見ていきたいと思います。